【船井総研】保険代理店成功事例レポートvol.7 『業績が伸びる企業の特徴~従業員の雰囲気~』

株式会社船井総合研究所 保険チームです。
本日のテーマは『組織力』です。

【見どころ】

同じ経営戦略をとっても結果とスピードは会社によって大きく異なります。
その要因になるのが、「人」です。

社長だけがやる気になっていても空回りするだけです。
従業員みんなが1つのことを求めて動いている組織が強いし、
伸びる企業にはその風土があります。

今回は保険代理業における一体感、
『組織力』について話します。

業績が伸びる企業の特徴~従業員の雰囲気~

本日は、T代理店にてご支援。
毎日異なる代理店様にお邪魔していると、伸びる代理店の特徴が見えてきます。

そしてそれはとてもシンプルなものです。

従業員にやる気が満ち溢れていて、同じ目標に向けて1つとなっていて、
よりよくするためにはどうすればいいかという声が自発的に出る企業です。

こればかりは業界・業態に共通するところがあるのではないでしょうか。

保険代理業における従業員のモチベーション

特に保険業界は属人性を排除できない業界の1つです。
売上があがるプロセスのなかで1個人の「営業」が占める割合はかなり大きいです。

一般的なビジネスモデルを搭載した保険代理店では、
生産性をつきつめれば、ある程度従業員数によって売上は決まってきます。

そして育成の観点からも、会社側でマーケットを提供し、
なおかつ営業プロセスを整備した仕組みを伴うことで、属人性を限りなく排除することもできます。

ただ、会社としてできることを万全に整えても、
従業員1人1人のやる気がなければ、残念ながら一人あたりの売上は上がりません。

つまり、会社として整えるべき仕組みに加えて、
従業員それぞれのやる気を向上させる取り組みが必要です。

人の問題なので、このテーマに関しては様々な要素が絡み合います。

最も重要なのは言わずもがな会社の方向性、ミッション・ビジョンです。
そして、採用ですね。

従業員満足度が高い企業ほど、誰もが入りたくなるような仕組みを伴ったうえで、
ミッション・ビジョンに惹きつけられ、
そしてなおかつそのなかで厳しく採用をおこなうことができます。

二番手の存在

とはいっても今の従業員はどうすればいいのか。
評価制度や給与体系の変更によって変わる場合もありますが、
私が代理店様を多く見るにあたっては、2番手の存在が大きいように思います。

つまり経営者以外に経営の視点で主体的に会社のことを考えられる人材の存在です。
伸びている企業には活発な組織があり、活発な組織には優秀な二番手がいます。

じゃあ優秀な二番手はどうすれば手に入るのか。
答えは二択で採用するか、育成するかしかないですね。

20代の未経験者を採用して社長に四六時中ひっつけて育成するという方法もあるし、
心から理念に共感できて信頼のおける人材をヘッドハンティングするという方法もあります。

後者は即効性はあるが見つけるのはかなり難しい。
前者は時間はかかるが、行動に移すのは比較的簡単にできることです。

人を惹きつけるトップ

未経験者は素直で勉強好きな人間で社長・従業員と気が合う人間ならOKです。

ただいずれにせよ、人を惹きつけるミッション・ビジョン、
もしくは社長の人柄が必要です。

この人についていきたい、この人とともにそれを叶えたい、
この人についていったらおもしろい景色が見れそうだ。

伸びる企業にはいい組織があって、いい組織にはいい二番手がいて、
いい二番手がいる企業には人を惹きつける経営者がいる。

日頃多くの代理店様や、他業界の企業を見るなかで、
これだけはどうやら間違いはないのではないかと思います。

以上