保険代理店を開業するのに必要な資格

保険代理店を開業するためには、どのような資格が必要なのでしょうか?

一社専属の保険代理店を開業するのか、それとも複数社の保険商品を取り扱える乗合代理店を開業するのかによって、必要な資格は異なります。

2つに場合分けをして、どんな資格があるのか確認していきましょう。

また、こちらでは詳細には説明しませんが、保険募集人にとって役立つ資格というものもあります。それがひいては、保険代理店を開業する際に役立つ手助けになるかもしれません。そちらについては、『どんな種類の資格があるか?』をご覧ください。

 

1.一社専属の代理店を開業する場合

一社専属の保険代理店を開業する場合には、一般課程の資格のみが必要です。

ただし、恐らく一社専属であれば、わざわざ開業する意味が少ないでしょうから、こちらのケースは少ないでしょう。

〇Tips:保険業界の教育課程

保険業界の教育課程には、以下の5課程があります。

  1. 一般課程
  2. 専門課程
  3. 変額保険販売資格
  4. 応用課程
  5. 大学課程

通常、保険募集人になる際に、必ず合格しなければならないのが、一般課程の資格です。

その他、どの課程の資格の合格が必要になるかは、保険会社やご自身の役割に応じて変わります。

http://www.seiho.or.jp/activity/education/

 

2.乗合代理店を開業する場合

多くの場合、複数の保険会社の商品を扱える乗合代理店を開業すると思います。

乗合代理店を開業するのであれば、一般課程・専門課程、どちらも取得している従業員が必要です。具体的には、一般課程合格者が一人以上、専門課程合格者が一人以上、計二人以上の従業員が必要となります。

もし、あなたが社長として保険代理店を開業しようとしており、専門課程まで合格しているのであれば、少なくとも一般課程に合格している従業員が一人必要です。

もし、あなたが一般課程しか合格していないのであれば、専門課程まで合格している人を従業員として誘う必要があります。

専門課程の合格までには約半年間かかるため、専門課程を取得しておらず、これから取得する場合には、気を付けましょう。

 

そもそも乗合代理店を開業する場合、どのような基準で選べば良いのかについては『乗合保険会社の選び方』にて、選ぶ際に重要な各観点を説明しております。ぜひ、ご覧ください。