保険募集人を新しく採用する際には、どのようなポイントがあるのでしょうか?
保険販売の経験者を採用するか、未経験者を採用するかによってポイントは異なります。
まずは、経験者採用の場合を見ていきましょう。
経験者採用
まず、経験者を採用する際に、チェックすべきポイントを大きく分けると、3つあります。
第一印象・キャリア・実績・コンプライアンスです。
第一印象
第一印象に関しては、顔だち・身なりを確認しましょう。
保険は多くても3回の面談で契約に至りますので、最低限、第一印象で損をしないことが重要だからです。
キャリア
次に、キャリアを確認します。
キャリアにおいては、学歴・保険募集人になる前の職業・募集人になった後の年数を確認しましょう。
学歴・保険募集人になる前の職業が、どういったものが良いかという事に関しては、ここでは明言を避けます。
これまで会った人の経歴を振り返って、どういった学歴・職業の人が成果を出しているかを見定めましょう。
保険募集人としての経験年数は、2年以上がよいでしょう。
実績
次に、実績を確認します。
実績としては、大きく以下の3つのポイントを確認します。
- 個人・法人どちらが得意だったのか。
- 死亡保険・医療保険・相続対策、どんな目的の商品の販売が得意なのか。
- 月あたり何件、月の保険料単価はいくらなのか。
候補者本人からの情報だけではなく、候補者の前職の同僚からも情報を収集し「裏取り」をするべきです。
コンプライアンス
最後に、コンプライアンス違反をしているかどうかもチェックするようにします。
保険代理店として、コンプライアンス違反は経営としてのリスクになりえます。
そのため、候補者がコンプライアンス違反をしていないかどうかを確認しましょう。
こちらも、候補者本人に確認するだけでなく、候補者の前職の同僚にも確認するようにしましょう。
未経験者採用
経験者採用であれば、ある程度、チェックしなければならないポイントは明確です。
しかし、未経験者であればどのようなポイントをチェックするべきなのでしょうか?
まず、保険募集人に限らず、営業マンとして成功しそうかどうかを判断しましょう。
鼻につく優秀さではなく、人当たりが良く、優秀な印象を抱かせる人の方がよいでしょう。
また、人間関係作りが得意な人間を選ぶ方がよいでしょう。
経験者採用にせよ、未経験者採用にせよ、確実に売れる人を採用することは困難です。
ただ、ポイントを押さえる事によって、”売れない人の採用を防ぐ”ことは可能です。
採用のポイントを明確にし、採用のPDCAをまわすことによって、会社としての保険募集人のレベルを保ちましょう。