この記事の目次
『保険業界の発展のために尽くしきる』
TOT経営者×社団法人最年少理事に聞く
保険代理店として成長していくための心得とは
R&C株式会社 代表取締役
足立 哲真氏
プロフィール
R&C株式会社 代表取締役足立哲真
1985年 京都府生まれ。
2008年 順天堂大学卒業後経営コンサルティング会社に入社。
2010年 大手保険代理店へ転職
2014年 R&C株式会社代表取締役に就任。
金融サービスのプロフェッショナルとして世界中から認識されている国際的な独立組織MDRT(Million Dollar Round Tabele)の最上位メンバーであるTOT(Top of Table)に2010年度より6年連続して入会。現在は「日本で一番お客様の”約束”を守る保険代理店になる」というビジョンの下、130名を超える保険代理店組織を経営している。
20代から最年少TOTとして活躍している足立社長にお話を伺いました。
Q.経営者になったきっかけは?
A.一匹狼が多いと言われる保険代理店業界で、いかに組織としてお客様を守るかと考えた時に、やはり自分で理想とする組織を作るしかないと思い独立しました。
一人では永続的にお客様をお守りする事ができません。なぜなら人には寿命があるからです。
しかし組織に寿命はなく栄え続けることが可能です。本当にお客様を想うのであれば、真剣に業界の事を想うのであれば、組織の価値をいかに高めるかが最も大切だと考えています。そんな理想を掲げR&Cを成長させてきました。
Q.現在のR&Cの状況について教えてください。
A.現在営業部と管理部合わせて130名ほどの陣容です。営業部は文化的にバックグラウンドが違うなどの特性に応じて組織を2つに分けて運営しています。全国13拠点は、各営業本部の部長が統括しています。
Q.13拠点は多いですね。各支社を管理するときに気をつけていることはありますか?
A.まず自分が支社を回ることをやめました。基本的には営業本部の部長2名に任せ、管理部が臨店していくスタイルです。
組織をレクチャーする足立社長
Q.業績がすごく伸びているという噂ですが採用の秘訣はありますか?
A.弊社は理念共感型採用です。マーケットを提供するから、とかコミッションがいいから、ではなく弊社の経営理念にしっかりと共感したうえで入社していただきます。
この辺りは相当考えぬいたのでお越しいただければ熱々と語ることもできます。
Q.採用してもなかなか定着しないのが保険営業です。理念の共感だけでは難しいと思いますが、採用後に気を付けていることはありますか?
A.経営理念を掲げている会社様は多いと思いますが、それに沿った具体的な施策がないがゆえに特に新卒や未経験は離職してしまうのだと思います。R&CではBPROでと呼ばれる教育プログラムを実施しており、入社をするとまずこれを使い徹底的にトレーニングします。
トレーニングの中でも重視しているのは会社案内の説明と最初のアプローチ方法。従業員が保険の必要性、意味、意義を理解してすることは、、きちんとお客様に保険と向き合っていただくために一番重要なことです。頭で理解できていても実際に営業現場で話せないと意味がいのでここは徹底してこだわっています。
そのほかには必ず新人(ちなみに新人といっても学生です。)もロールプレイトレーニングの様子を動画にとって細かくフィードバックする。
採用後の教育に力をいれてきた甲斐もあってか、今年MDRTに手が届きそうな保険営業未経験者がいたりと伸び盛りの若手メンバーが増えてきました。
学歴や経験はあまり保険業界には関係ないので、引き続き会社の幹部候補のための人材育成に力を入れて行きたいと思っています。
人に関する時は真剣そのもの
Q.今後のR&Cが目指しているところを教えてください
A.既存のお客様が2万人ほどいらっしゃいます。顧客が増えれば増えるほど資産価値が上がるのでそこにどうアプローチしていくかが現状の課題です。
現在自社商品として中小零細起業に向けたリスク×ITの分野で貢献できるサービスを構想中です。併せて一般消費者向けのスクール事業「お金の学校」のようなもやっていこうと思っています。
業界に向けての目標としては、保険代理店業務を学生が選ぶ職業ランキング10位以内にするため、憧れの職業にしたいと考えています。
そのためには業界の健全な発展が不可欠。自社を通じてそういった理想が現実になるように頑張って行きたいと思います。
セミナーのお知らせ
10月17日足立氏に登壇していただきます。
金融流通戦国時代?! 次世代型保険代理店はどこへ。若手経営者が現在〜未来への代理店経営を語り尽くす一夜
「実際に開業した先輩にお話を聞きたい」
というリクエストにお声にお応えして、業界の最前線で活躍している若手経営者の皆様に現場のリアルなどを語っていただきます。
以下のような方は特にオススメです。
・開業を検討している
・代理店への転職活動をしている
・情報収拾がしたい
・実際に何から手をつけていいのかわからない
・保険業界の今後を知りたい
・代理店の経営者に直にあってみたい
・新たな商材の組み合わせを探している