もしあなたが数人のメンバーだけで保険代理店をやっていこうとしているのであれば、あまりオススメはできません。
従業員を10人、50人と増やしていくという前提で、保険代理店を開業すべきです。
理由は二つあります。
少人数経営のリスク
離職・休職のリスク
少人数で保険代理店を経営する場合には、離職・休職のリスクが常につきまといます。
例えば、5人の少数精鋭で保険代理店を経営している場合、1人が離職・休職するだけであれば、まだ会社としては大丈夫かもしれません。
しかし、万が一、2人も同時に離職・休職してしまった場合には、かなり経営が難しくなります。
自社の経営に保険をかける意味でも、従業員の数を増やして、万が一の離職・休職があっても耐えられるようにすることが必要です。
固定費用のリスク
2016年5月の改正保険業法の施行に伴い、保険代理店にも体制整備が求められるようになりました。
体制整備の一環として、保険募集人は会社に従業員として雇用されなければならなくなりました。
雇用関係を正式に結ぶためには、従業員に固定給を支払う必要があります。
また、そういった体制を整備するための管理部門も必要になります。
固定給や管理部門の運営にかかる固定費用がかかりますから、人数が多くならないと経営が安定しません。
少人数経営でも保険代理店をやるべきか?
少数精鋭だと、高級な寿司屋のようなイメージになります。
一人でも従業員が休んでしまうと、営業が難しくなるため、一人一人の従業員が働き続けることが前提となってしまうイメージです。
そのため、少数精鋭でやるのであれば、既存の大きな保険代理店に入る方がよいかもしれません。
体制も整っていますし、保険代理店としてのランクも高いため、代理店手数料率も高いです。
将来も見据えて、保険代理店を開業すべきか、保険代理店に所属すべきかを選択しましょう。